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ヨーロッパサッカー選手権で初戦オランダにぼろ負けたイタリアチーム。次の試合は善戦したものの引き分け。あとはイタリアは勝つしか選択肢が無くなりました。この時点でかなりの人間がイタリアは屈辱の予選落ちかも?って考えました。何しろ残る相手は因縁のワールドカップ決勝戦の相手フランス。

2戦目を終わった時点で全勝のオランダは予選通過、2引き分けのルーマニアとの対戦はイタリアでは色々言われてました。オランダが補欠級選手を出してルーマニアが勝てばイタリアが勝っても予選通過はあり得なくなります。イタリアではこの状況をビスコット(bis cotto=二度煮?)と呼んで危惧していました。最初聞いたときはbiscotto(biscottiビスケットの単数形)かと思った私ですが。

さてイタリアフランス戦とオランダルーマニア戦は同時進行。イタリアでは国営放送の1チャンネルと2チャンネルで実況される熱の入れよう。
イタリアは運も味方して目出度くリード。後半の途中にオランダが点を入れたとイタリアフランス戦の会場の大画面スクリーンに知らせが表示されるともうイタリア人サポーターは大驚喜。そのあとイタリアもオランダも点を入れ・・何と信じがたいことにイタリアは予選通過してしまいました。同じ状況になってプレッシャーで負けるのが日本人、こういうときに火事場の馬鹿力が出て勝てるのがイタリア人。このポジティブ思考、時には見習いたいです。

アナウンサーは「今日は我々にとって記念すべき日です。17も我々に味方しました(本日は17日でカトリックでは17は13と並んで忌み嫌われる数字)」と絶叫しておりました。
ということで次の試合は日曜、スペインと対戦だそうです。