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帰国翌日。お約束のように時差ぼけで朝の5時に目が覚めました。とはいえ、起きても何となくしゃっきりしない疲労感。当たり前か。

午後になってから家に生鮮食料が一切ないので買い出しに・・と車にエンジンをかけ、駐車場の入り口の扉を閉めようと扉の前でエンジンを切ったら2度とかからなくなりました。バッテリーが上がった?(泣)

駐車場の入り口に車を放置できないので友達にSOS。大体車がちょっぴり斜めになったままエンコしてゴミ収集車がぎりぎり通れるかな?という感じ。案の定家の前で蚊を抹殺しつつ待っている間に来たゴミ収集車その1は私の車をよけて前の反対側の車のミラーを折っていきましたから。(汗)
バッテリーケーブルを持って駆けつけてくれたのは友達の妹。工業デザイナーの彼女は機械ものに強く、手際よくケーブルを繋いでエンジンをかけてくれました。そして念のためとガソリンスタンドまで付いてきてくれることになりました。

我が家の前は一方通行でちょうどやってきたゴミ収集車その2。急いでそのまま先へ進むと1キロほど先でつかえているのはさっきのゴミ収集車その1。ローマのゴミ収集車は運転手1人でゴミ箱の前へ車を停め、レバー操作でカートを持ち上げゴミを車にふるい落としてゴミ箱を着地させるのですがゴミ箱が宙に浮いたまま停止中。思案する運転手はケータイ片手に後ろへ戻れのジェスチャー。
Uターンしたところでゴミ収集車その2の収集作業中に再び遭遇。一瞬ですが私と彼女の車は袋のネズミ状態。何とか駐車場に首を突っ込んで収集車を回避しセルフのガソリンスタンドへ。
案の定ガソリンスタンドでエンコ。今度はケーブルで繋いでもエンジンはうんともすんとも言いません。我が行きつけのメーカー直営修理工場は8月中通常営業と聞いていましたが、時間はもう午後5時。店じまいか誰も電話にでません。さぁて、これはレッカー車出動要請?と思いきや、彼女は車から牽引ワイヤーを取り出すではないですか。すごい、バッテリーケーブルはともかく、ワイヤーは私でも持っていません。
そして手際よく我が愛車のバンパーの穴をひっくり返し、使ったことのなかったタイヤ交換の工具に入っているカギを出して取り付け牽引。パーキングライトも言うことをきかないので後ろの窓に三角板を表示して出発進行。牽引されるのも生まれて初めての経験です。

指定工場の入り口ゲートは開いていました。中に入り受付へ行くと、いつものタメ口お兄さん、「オイオイ、なんで今頃来るのかよ。なんで先に電話しないんだよ〜!!」「3分前にしたけど応答なかったわよ。ここからすぐのところで今さっきエンコしたんだから。」「店じまいだから応答しなかったんじゃないか。もう受付のパソコンの電源落としちゃったよ。まあいいや、車のカギ置いていって明日の朝もう一回来て。ヴァカンスで少人数だから直すのに数日かかるかもよ。」「ここまで牽引したんだから置いて行くに決まってるじゃない。開いてて御の字なんだから数日かかっても仕方ないわよ。」
友達の妹は「私もついでに買い物していく」とスーパーに付き合って更に我が家までもう一度送ってくれました。本当にお世話になりました。