発表会効果
発表会は生徒達が人前で弾く大切な機会であり、晴れの舞台でもあります。今回は会場人数制限も一切なく、一杯観客の方々がお見えになりました。発表会デビューのグランドピアノのEちゃんの御祖父母は、はるばるナポリの向こうからおいでになりました。家族主義なイタリア人、発表会にお見えになる祖父母の方々は多いです。今やオーストラリアへ行ってしまった元生徒も(お元気なうちは)必ずお祖母ちゃんが発表会にお見えになっていました。そして我々先生にとっては生徒発表会というのは宣伝の好機会です。いや、生徒が上手に弾いてくれればの話ですが。
発表会の翌々日です。これまた発表会デビューのちっちゃなG君のお母様からメッセが。「素晴らしい発表会を有り難うございました。うちの上の息子が発表会を見に来て、自分も習いたいと申していますがお時間ありますでしょうか。」勿論喜んでとお返事すると更に「私(お母様)も再開したいのですが更に30分お時間ありますか?」と。と言うことで生徒が2人増えちゃいました。
お宅に伺うと宇野昌磨君似の可愛いお兄ちゃんR君が。3年ほどやったことがとメッセにあったので私はてっきりピアノを3年と思ったらギターだそうで・・ありゃ、教材持ってきてなかったのでG君の本をちょっとお借りしました。音譜は読めるのでさっさと進みそうです。そしてお母様。年季の入った若い頃の楽譜からハノンを引っ張り出し、楽しい物ではないけれどこれでちょっと錆を落としてくださいと。曲は昔弾いたと思うけどというエリーゼのためにを取りあえず選びました。
いつものレッスン日と違う日に伺ったから自分はレッスンが無いと思っていたG君。今度は君だよと言うとすごい抵抗して・・結構完璧主義なんですね。弾けて無くって良いからさってなだめてゆるゆるとレッスン。どうも前の先生には弾けてないと結構怒られてトラウマがあるんじゃないのかな。これは紹介してくれた別の生徒のお母様から聞いた話ですが、ピアノはもうやりたくないって言っていたらしい。私が最初伺った時前の先生と最後にやった曲というのを弾かせましたが彼には到底難しくて2小節目で止まりましたから。そんな7歳で嫌いにさせちゃ可哀想です。
と言うことで難しいお題(クレッシェンドとディミヌエンド)は来週ねと予告してレッスンを早めに切り上げました。どうせお兄ちゃんとお母様で時間超過してたし。大丈夫、発表会デビューも堂々としたものだったし、力みがだいぶ減って楽に弾けるようになってきたし、頑張ろう。
<おまけ画像>
発表会の翌々日。余りにシャクヤクがきれいなので久しぶりに一眼レフを引っ張り出して撮影しました。花もちは約1週間とネットにありましたが、さすがに今朝水を替えたら幾つかの花がハラハラとでなくてどさっと花びらが落ちました。でもまだ良い香りが漂ってます。
本日レッスンに伺ったらこれ、土曜日は雨が酷くて持って行けなかったけどと胡蝶蘭を頂きました。蘭の育て方がわかっていない私。土曜に頂いた鉢のつぼみが開いてほっとした私ですが、またこれでお世話の鉢が増えました。